撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

夕焼け(ちりとてちん)

 夕焼けの美しさを楽しめる歳になったけれど、小さいころは夕焼け
の時間帯は、友達と離れる淋しさで言いしれぬもの悲しさを感じて
いた。大丈夫になったのはいつからだろう?


 喜代美ちゃんが学校から帰って夕焼けに照らされながらおじいちゃん
の工房の戸口のところに立っているのにキュンとなってしまった。
 ・・落語との出会い・・。学校での悲しさも忘れられていられる
そのひととき。おじいちゃんの喜代美ちゃんを見つめる眼差しが優しい。
何だか涙が出てきそうになったのはなんでだろう。


 そんな風には見えないけれど落語の好きなおじいちゃん。落語の
なかの粋やら洒脱やらを体現してるしてるようなおばあちゃん。
落語のまくらのように、ときにぶっとんでるように見えて、どこかで
みんなをくっつけようと頑張ってるおかあさん。落語の登場人物の
ような一言と突っ込みを見せてくれる弟とお父さん。


 喜代美の妄想と順子ちゃんのキャラが傑作。あしたも見よぉっと!
あと、くるくる変わる喜代美ちゃんの表情にかなりやられてます(笑)。