撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

見守ること

 朝から小学校のプール当番でした。日焼け止めクリームを
塗りたくってプールサイドに立っていたけれど、帰ってぬるい
お風呂につかり鏡をみると何だかまだらに焼けてるようで、
あわてて化粧水パック。陽射しはこわいですぅ(笑)。


 プールサイドに立って子供達の様子を眺めていると、何だか
いろんな交友関係が見えてきて面白い。ほんの30分でも、仲良し
だったり、もめたり、仲間はずれっぽくされたり、子供ってその
有り余るエネルギーを惜しげもなく残酷に振りまいてると思う。
ひとりで、なにか言いたげにプールの中でたたずんでいる子を
見ていて何だか切なかった。それでも、それは小学1・2年生たち。
明日になれば、また違う人間模様で遊び回ってたりもするのかな?


 長男の同級生に車椅子に乗っている男の子がいた。お母さんは
毎日学校まで送り迎えして、3年生の時にはクラス委員もなさって
いた。そのお母さんの言うには、その子と遊ぶのに家に友達がいっぱい
集まっているのを見てると、確かに仲間はずれになっている子が出来
たりすることもあるとのこと。こっそり、それを周りの子にきくと
子供達なりの理由があるらしい。それを無理に仲間に入れようと大人が
口出しすると、みんながいっせいにその子の悪いところを言い出すので
返って決まりの悪いことになるらしい。だまって見守っていると、
いくらかの時間をおいて、だれかが取りなしたり、その子が謝ったり
または、さりげなく元通りに仲良くなったりするという。子供たちなり
に、バランスを取りながら、人間関係を調整していっている時期が
あるのだ。教える時期、任せる時期、フォローする時期、いろいろなの
だろう。大人がするべきは型にはめることではなく、あるべき姿を
自らが見せることと、危険なほど間違った方向へ進まないように、
見守ることなのかもしれない。