撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

成長の仕方すら個性的

 上の子は、言葉が早かった。片言の単語を使いながら、2歳ではすでに
会話になっていたような気がする。もちろん、親しいひととだけできる
可愛い可愛い会話ではあるけれど・・。対照的に下の子はなかなか言葉が
出ない。もちろん、意志の疎通はあったし、こっちが言ってることも理解
してたのは分かったから心配はしてなかったけど・・。そして、ある時期
から突然しゃべり始めた。心配していたわたしの父が安心するのを通り越
してうるさく思うほどにしゃべり始めた。次男の会話には片言・・その時代
だけ使っていた代用の単語はない。ほとんど今も通じる単語を話せるように
なってからしゃべり始めた形だ。


 上の子が、生活や勉学はともかく、話しぶりと、その会話が筋道だって
いるのは、やっぱりわたしがじっくり話し相手をしていたからよね!と
密かに自負していたのだけれど、あまりに下の子が突拍子もないしゃべり方
をしたり、発想が奇抜すぎたりするので、あれはだんな似・・とか勝手に
思っていたけれどそうとも言えないみたい。このところ、二人でいる時間
が増えたので、なるべくゆっくり彼の話を聞くようにしてきたら、段々
彼の思考回路が理解出来るようになってきた。あとに残るしつこさはない
けれど、だからといっておおざっぱなわけではなく、意外と繊細。言葉の
ニュアンスや、ひとが醸し出す空気にはすごく敏感。争いたくないからこそ
どこか冷めたところを持つことも・・。


 今日は朝からきつくて監督不行届(笑)。予定はズレズレだったけれど
夕御飯前までに・・という大きな括りのなかでは、宿題もお手伝いも
できました。早く出来る子もいれば、じっくりとり組む子もいる。励まさ
れて頑張る子もいれば、静かに見守ることが必要な子もいる。ついつい
親は自分のスケジュールを子供に押しつけようとしてしまうけれど、本当は
長い目でみることが必要なんだろうな・・と思う。何度もそう思いながら
なかなか出来ずに反省を繰り返す。長い夏休み、息切れしないように頑張ろ
うと思った母でした。