撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

SONGS あみんの「まつわ」

 たまたま観ていたテレビであみんの現在のお二人を観る。
25年振り?すっごく懐かしいってか、忘れてましたけど・・(笑)。


 わたし まつわ
 いつまでも まつわ
 ほかのだれかにあなたがふられる日まで


 って、その昔は、かわいいふりしてなんてひどい女だろう・・と
思った歌詞でした。40代のおんなふたりがまたまたそれを歌うと
それは空恐ろしいものがあって・・・


 ・・と思ってたんだけど・・


 歌って・・ほんとには絶対言えないことを歌の翼にのせて飛ばして
やるんだなあ・・って思った。自分のこころの中にあったら、じくじくと
膿んでどうしようもなくなりそうな想いを、そのままに、もしくは
美しく、またはさりげなく、たまにはつっぱって・・・そうして
こころを解放してやるんだろう・・なんて考えた。


 どうしようもない片想いを、やるせない偽りの自分の姿を・・・
そのまま歌っただけではとてつもなくさみしく哀れだから、すこし
ちくりといった一言がふられる日まで・・という部分なのかな、
あなたにだけはきづいてほしかった・・という部分があったのだけれど
もしかすると、この相手の男性は気づいているくせに気づいてない
振りをしてたのかもしれない。そのことに薄々感づいていたからこそ
こんな皮肉な一言がはさまれているのかもしれないな・・・。


 もっと年をとって、80くらいで歌ったら(笑)純粋な恋の歌で
人と人とのめぐり会い・・恋愛すらも、流れていく水のように無常で
人間の意志だけではどうしようもない縁のものだというあたりが
綺麗に浮き彫りにされるかもねえ・・なんて。よぉし、それまで
長生きできたら挑戦しようっと(笑)。


 それにしても、久々のおふたり、いい感じで年を重ねられたようで
年相応の美しさが感じられました。人間にとって、自分なりに美しく
していることっていうのは(心身ともほどほどに鍛えておくことひい
てはきちんと生きていくことが必要なんでしょうねえ)何をするに
おいても実行につなげられる、ニュートラルな状態にあるということ
で、大切なことなんだなあ・・などと考えてしまったのでした。