撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

わたしはわたしのもん(芋たこなんきん)

 「女の人のこと、だれかのもんっておかしいんとちがう?わたしは
わたしのもんです。だれの所有でもありません」と、いう町子さん。
横で、「自分が自分のもんって思ってるのももしかしたら違うのかも
しれんけど・・」と健次郎さん。


 「おんなのひとはいろいろ大変なんです」という町子さんに、「男も
そうです」という健次郎さん。「そうでした」と町子さん。


 はじめからそのひとはそのひとのもんで、だれかのものになったり
するはずもない。それをやきもき話している男の人たちって、可愛い
といえば可愛い。もっともそれは、そんなこと分かっているひとだけに
許されている、言葉の遊びと思っているから・・。わたしのすべては
あなたのものよ・・ってのは、素敵な愛の言葉のひとつで、所有だの
労働だのそんなものの入り込む生臭いものじゃない・・はずだ・・けど?


 勘違いするひとにはもちろん言ってはいけない言葉。その前に
「あたまさびてるンと違う?」とかなんとか言って相手の頭の中身は
よ〜く確認しておかなくっちゃね!


 「夫婦で漫才してるのにわざわざ寄席なんかいかなくてもいいんじゃ
ない」というなかなかの晴子さんに、「あんたも早く相方みつけなはれ」
と切り返す健次郎さん、もともと素質があったんでしょうか?それとも
町子さんと一緒になって、ますます磨きがかかったのでしょうか?