撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

甘える

 甘えたがっている自分がいる。我が儘を受け入れてもらいたがって
いる自分がいる。めちゃくちゃなことをぶつけて、大泣きしても、
仕方がないなあ・・って半分あきれながらも受け入れてくれることを
欲しがっている自分がいる。


 泣きたいだけ泣いたら、きちんと自分で泣きやんで自分で立ち直る
から、困った顔しても見ない振りするから、だからいろいろお説教
したり、怒鳴りつけたり、やめてくれって遮ったりせずに泣かせて、
って懇願している私がどこかにいる。


 子供は、親に甘えながら成長していくのだろうか?充分に甘えるだけ
甘えたら、自分の足で歩き始めるのだろうか?人に甘えることを許す
ということは、その人を受け入れるだけでなく、その人を信じること
なのだろうか?


 そんなことを考えながら、甘えさせることも甘えることも、不器用
になってしまう自分をどこかでみつめている自分がいる・・・。