撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

生きていくことと弁証法

 他人様のブログで弁証法について考える。違うものが出逢うことによって
生まれ出る苦悩。しかしながらそこから、より高みを目指す新しいものが
生まれるのなら・・・。


 高校の文集に、「すべての若者は孕んでいる。何かを産み出すために
苦しんでいる、この時代・・」というようなことを書かれていた先輩が
いた。今になって分かる。自分と向き合うこと、何かを成そうとする事には
苦しみが伴う。


 ひとりでも生きてはいけるのだけど・・と大人の恋愛の喜びと苦しみを
描いている(と思っている)「雲の上のキスケさん」。


 ひとりで生きていけなければならないと思う。それでも、それでは不十分
だし、本当はそれだけではない。「純情きらり」で、冬吾が達彦に「もう
迷惑は掛けてるんだ。迷惑掛け合いながら生きていくのが人間ってもんだ」
と(いうようなこと)言っていたのが思い出される。


 高みを目指したい・・と思っていた若い頃。色々なしがらみの中それは
難しいと知った時期。それでも、色んな人と関わりながら、色んな人に
お世話になりながら影響を与えあいながら、なにがどう変わっていくかは
分からないが、上を向いて生きていきたいと思う。


 ひとりのときも、誰かと肩寄せ合うときも、空を見上げるような心を
忘れずにいたいと思う。坂本九さんの「上を向いて歩こう」も、懐かしくて
好きな歌です。大人になって大好きになった歌です。