撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

不倫だなんて言わないで!(純情きらり)

 桜子と冬吾のことがあって、その後ちょっと引っ掛かる、冬吾の言葉が
まえほど心にしみてこない・・なんて声を聞く。
 まあ、それはそれでいいんですけど・・。


 でも、今日の達彦さんの冬吾との関係をみて、なんか納得するところが
あった。やっぱり、桜子と冬吾は、なにか通じあうものがあるんだ。桜子の
親玉(ちょっと言い方が乱暴ですが)が冬吾なんだってこと。桜子にひかれる
達彦。冬吾のことは、尊敬しているように見える。冬吾の前では、まるで
カウンセラーの先生に対するかのように、するりと自分のこころをもらす
達彦。引き合う魂というものはあるのだろう。桜子は自分の目指すものとして
冬吾にひかれる。達彦にとっては、自分にないものを求めるように桜子に
そして冬吾にひかれる。


 冬吾を前に、受け入れる魂だ・・と感じたことがあるが、今回思ったのは
満たす魂なのかもしれない・・ということ。だれのなかにもするりと入り
込み、そのひとの必要としているところに寄り添い、傷を癒すように静かに
なにかを、送り込む。だれにでも接することができるのは、彼がかたちを
定めないから・・それがいい加減にも見えたんだろうな。おまけに相手が
熱くなると蒸発する。(たとえと事実が一致してしまった!)そして、
雨のように潤し、水たまりのようにしばし滞在?


 桜子が冬吾と一緒にいたのは、達彦にとっても一番いいことだったと
思う。不倫だとか、過ちだとか、(いや、そこまでのことはしてないと
思うんですけど)達彦はそんなことは思わないと思う。それは、達彦が
一番分かるから・・。桜子が冬吾の存在によって、壊れずにすんだように
自分もまた冬吾によって生き返ることができたから。


 といいつつ、こんなのわからない!というときはわからないんだもの、
それはそれですね。ただ、今思うのは、男と女ということで、気の合う人とも
いつしか疎遠になってしまった過去を思うと、心を分かり合える人との出会い
は貴重だから、大切にしたいなあ・・ということ。あれ、ちょっと桜子と
冬吾の関係に嫉妬してるのかなあ・・やっぱり現実になると難しい関係では
ありますよね。あっそうか、それでも達彦と上手くいくから許せないのか!


 もしかして、達彦さんと淡い想いを通わせる女の人が出てきてたとしたら
自分になぞらえて、楽しみませんでした?達彦ファンのみなさまがた・・。
・・それとも、もっと許せないかな?別の意味で・・・。