anan立ち読み
今週号の特集はなんだったっけ?そうそう、バランスのいい人、
で、深津絵里さんが出てたんでした。まったく個人的な見解で
申し訳ないんですが、彼女にはあんまり魅力を感じないわたし。
いえ、いい人にはみえるんですが、なんかぎすぎすしてるってか、
あまりに等身大ってか、女優さん!!っていう夢の部分を感じないの
です。その割には、けっこうハンサムな俳優さんとからんでるのが
不自然に見えて・・いいです、嫉妬と思われても!
その、謎(?)が解けました。蜷川幸雄さんの文章で・・。
「彼女は、鉱物的な魅力がある」と。堅くて、シャープで・・
パソコンや携帯になじんだ、近頃のひとびとならではの、価値観
というか、感触・・てなことが書いてあった。
鉱物的ね!そんな見方があったとは、目からウロコです。さすが
蜷川さん。近ごろの若者は・・なんて言ってたら、自分の表現が
できませんものね。なんかすごく感心(おこがましいですが)して
しまった。教えられたってのが正しい言い方かな?
鉱物といえば、内田善美の「空の色ににている」で、植物の色が
うまく出なくて困ってたら、絵を描くひとから、それは、絵の具が
鉱物顔料だからだと言われた、というのを思い出します。
ほんとは、同じところから出てきたもののほうが自然なのでしょうね。
負荷が少ないというか・・。自分のなじみのもので自分の周りを固めたら
楽は楽だろうけれど、それは、食べ物とか、環境とかの話し。どんどん
新しい分野に進出したり、新しい出会いを求めたり、敢えて違うものを
試したり、そういう刺激は人間には大切なことだと思う。
好きの反対は嫌いではなく無関心だそうです。とすれば、深津さん
は、無関心ではいられない存在だったわけね。おかげで、面白い考えに
出会えました。
ちなみに、「いいひと(男)」の反対は「悪いひと(男)」では
なく、「やな奴」だそうです。これは、秋月りすさんに教わり、
なるほど!と思いました。