こうせつさん
朝、NHKのニュースをみてたら、南こうせつさんが出ていた。
団塊の世代に力を与えています、とかなんとか。彼のコンサートに
同世代の方々が、いっぱいきていたり、コンサートそのものを
企画したりして、生き生きと活動しているというようなもの。
高校の時の友人が、こうせつさんの熱烈ファンだった。
おかげで、いくらかテレビで流れている以上の曲を
知ることができた。かぐやひめの「神田川」というイメージ
しかなかった私にとって、「うちのお父さん」とかの
コミカルで楽しいイメージとか、「あのひとからの手紙」
の、ドラマチックで激しいイメージとか、とても衝撃を
受けた記憶がある。あの、おだやかな顔のあの人の中に
いったいどれだけのものがあるのか、その懐の深さというか、
人間の幅というか・・そのあたりが魅力なのかな?
「イメージする力があれば、夢を見る力があれば、
きっと、生き生きしていられる、と思う」
というようなことを言われていた。そして、
「(コンサートで)歌い終わったあと、どうなるか
じぶんがどう変わっているか、それがたのしみ」
ということも・・・。
高校生の頃、自分たちよりも一回り以上も年上だとか、
全然感じられなかった。いまも歳をとったとは思えない。
こうせつさんはこうせつさんでそれだけでいいってかんじ。
大切な部分を自分の中にきちんと持っている人は、何をしても、
どんなに変わっても、やっぱりその人以外の何者でもないんだ!
・・・変わらないだけでは、古くなっていくだけだもの。
そのしなやかさと、本当は内に秘めている、計り知れない
エネルギーや情熱を、とても尊敬します。