空の色ににている
空って
不思議ねえ
見あげた人の
その時のおもいを
そのまま
映してる
どんな時も
みつめる人の
心の色に
似ているわ
内田善美「空の色ににている」
ある美術家の方の制作メモのなかに
「なるべく、抽象的なひらめきのようなものを大切にしている」
というようなことが書いてあった。
ある造形作家の方のお話。
「なにかのかたちを作ろうと思ってつくるわけじゃないんです。
こんなかたち、おもしろいかなあ・・って考えるかな?」
いい音楽でも、好きな小説でも、
まるで自分のために存在してくれたかのように
胸がキュンとなるのは
そんな純粋さが、深さをもって受け入れてくれるからなのだろうか。
空のように
水のように