撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

手をつなぐより難しいこと( スカーレット 59 60)

 「(自分の)好きいう気持ちを大切にしたんやねぇ」

直子へかけるお母ちゃんの言葉が心に沁みる

思わずとった自分の行動を他人に心なく言われ

行き場のない気持ちがびしょ濡れのまま立ちすくんでたんだろう

言葉はひとを傷つけもすれば癒しもする

それは直子の中に芽生えた人を好きになる気持ちすら

台無しにするところだった

ひとを好きになることは自然なこと

そういわれてどれだけ救われたことか

それはふすまを一枚隔てた喜美子の心にもまたしみていった

 

大事な想いは名付けるられるほど簡単なものではない

ただ好きなだけ、一緒にいる時間がいとおしいだけ

それだけはわかるのだけれどそこから先へはまた壁があることも確か

 

草間さんが喜美子へ贈る言葉

心から好きな人がいたこと

それは結果がどうなったとしても決して後悔することではないと

そして

ひとを好きになると世界が広がるよ・・と

 

ああ、彼もやっと奥さんとの別れを乗り越えたのだな

喜美ちゃんの力を借りて勇気を出したあの時から

時間をかけて喜美ちゃんにそう言えるほどになったのだね

 

八郎と喜美子

ためらいながらそれでも好きを確かめながら

想いながらそれでも相手の心をはかりかねながら

ふつうを装いながら揺れ動いていたに違いないここ数日

やっと迷いも疑いもお互いに吹っ切って

ようやく手をつなぎそしてその手を離さないと約束して

抱き寄せ抱き寄せられ・・・

 

というところであの目撃されるシーンで来週に続く!でした

 

あ~もうドキドキきゅんきゅん楽しませてくれるよね

お二人の指がとても長くてきれいで

八郎さんの指の動きがとてもきれいで

指フェチの私としては毎日たまらないのでありました

え?朝から何見てるわけ(笑) 

 

別れと出会いと ( スカーレット 52 )

師と定めた深野先生の長崎での新しい挑戦

尊敬する先生はなんとも鮮やかな転身を見せてくれるのだけれど

それはもう見事でさすがと嬉しくなってしまうほどなのだけれど

それでも喜美子はまたもや別れに出会わなければならなくなった

 

八郎とのやり取り

喜美子の「ええの?」にこたえる八郎の」「ええよ」の

その声の響きがなんとも言えず良くてクラクラした

丁寧な言葉の中にときおり混ざる親し気な言葉

思わずしゃべってしまうエピソードとけなげな決心

二人の距離がそれと思わず近づいたりもとにもどったり

きっともう八郎は恋し始めてるに違いない

少なくとも喜美子のことが気になってしまっている

もしお祭りでフカ先生と三人で歩けたら・・

悲しみを心にこらえながらそんな話を笑ってする喜美子

その喜美子を見る八郎はちょっと前にお祭りの話をしていた

八郎とはもう少し変わっている

今の君を慰めることはできないけれどせめて君の望むことの

ほんの小さなことくらいでもかなえてあげられるなら・・

そんな喜美子への想いがこもった「ええよ」に聞こえた

 

 

それでも・・

たとえ二人がもっと親しかったとしても

たとえば家族のような大切でかけがえのないひととであっても

喜美子のこの日の悲しみは喜美子のものなのだ

 

別れの悲しみはその関係の深さの裏返しかもしれない

その場で精いっぱいのことをする喜美子は

困難の中から楽しみと喜びを見つけ作り出す

投げ込まれた大阪での生活もしっかりと頑張って

別れが悲しくなるほどの関係をつくった

自分で選んで弟子入りした深野先生との別れは

考えればそれ以上に苦しいはずだ

次に喜美子を待ち構える出会いはどんなものだろうか?

いつか分かれることのない素晴らしい出会いに辿り着く日まで

彼女の自由と力が少しずつ大きなものになり

彼女の思い通りの道を切り開くことができますようにと

すっかり喜美子ファンになったもののひとりとして祈っている

 

 

 

 

 

初めてかもしれへん(スカーレット 49 )

八郎が語ったフカ先生の絵とその思い出

夜に机に向かう喜美子

朝日の気配とともに出来上がる絵

八郎に渡すつもりはありません

渡すつもりは・・・

の、ナレーション

 

確かに渡すつもりで書いた絵ではないだろう

心の中でどうしても書かずにいられなかった

ただ書きたくて書いた絵

 

八郎に絵を渡している時の喜美子のそして二人の様子が

なんともなんとも心にしみて

なんの思惑もなんの邪念もないからこそ

その心の動きが滴る水がたてる音のような

光の揺らぎがつくる色のような

何回もその様子を確かめたくなるような素敵な場面だった

 

自分が思わす自分の心のままに動いてしまうこと

自分の心の動きをいつもなら熟考したり持ちこたえることができるひとが

ついそのままに口にしたり行動に移したりしてしまうこと

心が裸のままでいてしまうような気分になること

それは・・・

 

そして物語は急展開

そんなシリアスな場面にちょっとした抜きを作れるこのドラマが好きだ

ツボはじょーじの「マスコットガールは黙っとけ」

(じょーじ、マスコットガール相当気に入ってるな)

そして信作の「気ぃつけてな」

 

ありがとう(スカーレット 48 )

「忘れんとってくれてありがとう」

フカ先生の一言

 

記憶を持ち続けるということは大変なことだ

ものごとの記憶はそれ自体がエネルギーを持つ

幸せな記憶はそのエネルギーを与え続けてくれるけれど

辛い記憶は思い出すたびにいやどこかで持ち続けていること自体に

大きなエネルギーを使う

八郎にフカ先生が掛けたこの一言に様々な想いを抱く

 

八郎は謝るだけでなくお礼を言った

ずっと大切にしていた深野心仙の絵は白いお米と玉子に変わった

 

お祖父さんの大事にしていたいつも床の間で見ていた絵

それを自分が売ってしまうという決心

みんなで囲んだ白いご飯と玉子の食卓

その後ろには戦争と戦後という時代にあったいろいろがあったはずだ

それでもそれはいいこともわるいこともごちゃまぜの

それでも半分はなくしたくない愛しい思い出だったからこそ

心の中にずっと持ち続けてきたものなのだろう

 

絵がいのちのもとの食料に変わるということ

いのちのために大切にしていた頑張って手に入れた絵を手放すということ

 

幸せな記憶と絵を手放した罪悪感と

八郎はそのことをずっと祖父にも謝りたかったのだろう

偶然ではなく必然に思えた丸熊陶業での深野心仙との出会い

自己紹介の日にフカ先生のほうへ視線を向けていたのは

そういうことだったのか

 

 

八郎とのやり取りの中の一言

「うちが悪いんです

 適当でもいい思うたから」

喜美ちゃんは新聞社のせいにはしない

さりげない言葉にやっぱり惚れる

来週のまさかの喜美ちゃんからの壁ドン(?)

またまた次回が楽しみでたまらない

 

求められるもの(スカーレット 47 )

スカーレット見始めて一番イラっとした回かもしれない

もちろん、あの新聞社とのやりとりに関して

一度はそんなのできませんときちんと言った喜美子に拍手を送り

そして照子とのやりとりそれからの流れ

イラっとというよりモヤっとといったほうがいいかもしれない

ものごとはいつもいいことかわるいことかそんな単純なものではない

今週月曜日(43回)で火鉢のデザインについてフカ先生が喜美子に言う

一点物の芸術品を作るわけではない

みんながええなあと目を止めるもの

求められるものを作るのだと

 

丸熊陶業が求める新聞に取り上げてもらうということ

新聞が求める「本日のシンデレラ」という紙面での女性像

友人の顔を立てるという人の在り方

 

新聞に載るにあたっての女の子の着るもの

女親にとっての年頃の娘の姿

 

どの場面も悪意はない

まあ、丸熊陶業の絵付け火鉢取材に来て

深野心仙の名前も知らない記者っていうのはどうかと思いますけどね

 

ただこれはずっと今にも続くこと

望むもの、求められるもの・・

それは誰のほうを向いてのことなのか

マスコミしかりひとりの人間としてもしかり

本当に伝えるべきことと伝えることによって得ようとしているものと

ひとに求められるものと自分のこころが求めることと

そこをどう扱って大切にしていくのか

 

最後のシーンが印象的

彼がこれから喜美子さんと関わっていくことが

びしびしと感じられますね

そして照子の病院行き

これは新妻に求められるベタな展開でえぇよぉ~と言っておきたい(笑)

 

 

 

 

自己紹介(スカーレット 46)

はじめから順に書いていこうかと思ってたけど

とても追いつきそうにないので書きたいことはまずは書くことにした

いずれ時間があれば以前のも書きたいけどね

 

ものづくりね

彼が自己紹介も忘れて心奪われたものはなんだったのか

彼の視線の先は何に向かっていたのか

焼き物?絵?それともフカ先生?

それにしても信楽の土の話がここで繋がるとはね

 

敏春さんの考えと能力が分かる回でもあったな

「先入観なしに見てほしい」というのはそういうこと

純粋に照子の目を信じそれを自分の確信にしたところもあるんだろうな

あのあとの照子と社長の会話が想像できるというか

その場面を想像させてくれるという楽しみを残してくれるというのもいい

 

丁寧なつくりの作品

そしてすこしだけ残す余白

それは日本の昔からのものづくりの用の美を思わせる

同じものを手に入れてもその人なりのものになっていく

毎日目に触れるさりげないもの

でもその過不足ない姿がそのひとの生活を作ってくれる

特別な主張はしなくても確固たる存在感を持ちそばにいてくれる

そんな想いを抱かせてくれるスカーレットである

 

 

 

 

 

 

 

 

気分は自分で上げるもの

新しいパソコン買いました

だましだまし使ってきた前のパソコンに何か起きないうちに

少しずつ世代交代の用意をしています

今日は仕事に使うシステム関係をダウンロードして

ここまでやってきているものを移すところまで完了

とりあえずこれで急に業務がストップする悲劇は免れた

よかった~!

 

 

家のことをのんびりとやってから夜はフィットネスクラブ

いつもの社交ダンスのクラスへと出かける

 

一週間ぶりのはずなのにもっと開いていたような気がして

踊り始めはなかなかうまくいかなかった

ううむと悩んでどうも気分が乗らない

それでも今日のラッキーはすこし人数が少なかったので

先生と多めに踊れたこと

同じ種目を二回踊れるのは嬉しい

試して悩んで考えてもういちど挑戦して確認できる

そうこうしているうちに体が温まってきて

それと同時に気持ちも前向きになっていく

悩んで試行錯誤することと落ち込むこととはまた別のもの

そうかそうか!動けばいいのか!繰り返せばいいんだ!

当たり前のことなのに何だか忘れていたような気がする

さあ!行くぞ!と自分に声かけて気分上げて体を動かす

 

二回目のワルツは少しは良くなった

先生からのひとことは「もうちょっといけるね」

自分の力の入れ具合に右往左往しているばかりで

ちぐはぐだったフォローが少しは噛み合うようになって

自分なりに安定してリードを感じられるようになったから

それでもまだそれを楽しむまでにはいかなかったけれど

回数を重ねればなんとかなりそうな気分にはなれたかな

 

ダンスはやっぱり私にとって基本の運動になるのだろう

知らず全身を使い、いくらか無理をしつつ頑張れる

じたばたせずにそう信じてまたすこし力を入れようかな

 

今年のクリスマスプレゼントは新しいダンスシューズにしようっと!

って、自分で自分にプレゼントですけどね

あ、それを正当化するためにこれだけ書いたの?